みなさんこんにちわ!
本書「GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代」とは
みなさんの働くアルバイト先や会社にこんな先輩や後輩はいませんか?
「人の手伝いばかりして、自分の仕事が全然終わらない。」
「人の心配ばかりして、自分に対する評価がガタガタなのに気づいてない。」
人の為に、頑張っているのになんだか報われないそんな人。
「情けは人のためならず」日本人なら一度は、聞いたことがあるであろうこの言葉。
人に親切にすると、いづれその親切は回りまわって自分に返ってくるという意味です。
もし、この言葉が正しければ、人の為に頑張っているこの先輩や後輩は、いづれ評価され明るい未来が待っているハズですよね?
そんな疑問に答えてくれるのが本書です。
具体的な実話や統計データを元に成功する人の考え方と行動の仕方を学ぶことができます。
著者
「アダムグラント」世界トップクラスのビジネススクールの教授であり、心理学の研究者です。
それでは、簡単に内容をご紹介します。
人は3種類のタイプに分かれる
- テイカー(奪う人)
- ギバー(与える人)
- マッチャー(バランスをとる人)
テイカーとは
自分中心自分の考えで、自分に利益がある場合のみ相手に与えるタイプ。
ギバーとは
見返りを求めず、真っ先に相手に与えるタイプ。
マッチャーとは
自分が良くしてもらったら、その分だけ相手に与えるタイプ。
成功できないタイプ
エンジニアの場合
生産性の悪いエンジニア = ギバー
「他の人の仕事を手伝っているせいで、自分の仕事が終わらない。」
医学部学生の場合
成績の低い学生 = ギバー
「仲間の勉強を手伝ったり、テストで自分が不利になっても仲間に知識を分け与えてしまう。」
販売員の場合
売上の少ない販売員 = ギバー
「お客さんの利益を一番に考えて、強引なセールスをしない。」
やっぱり、ギバーの努力は報われないということなのでしょうか?
どのタイプが成功するのか
エンジニアの場合
生産性の高いエンジニア = ギバー
「業績の質・量ともに最高得点を獲得。」
医学部学生の場合
成績の高い学生 = ギバー
「医学部全体でギバーの得点は11%も高かった。」
販売員の場合
売上の多い販売員 = ギバー
「テイカーやマッチャーに比べると平均50%も年収が高かった。」
高い成績を残したのもギバーなの?
「失敗するギバー」と「成功するギバー」の違いは?
失敗するギバー
自己犠牲
自分の取り分を減らして、他のみんなが得をすればいいという考えを持つ人。
成功するギバー
他者思考
自分もみんなも得をしようという考え方を持つ人。
人の成功を手助けすることで、仲間を増やして結果自分が成功をつかむことができる。
最後に
「自己を犠牲にして人を助ける」「人の成功を手助けする」この違いが、成功するギバーになるための重要なポイントです。
本書では、テイカーやマッチャーとの付き合い方も実例を交えながらわかりやすく学ぶことが出来ます。
なんだか人付き合いがうまくできず「最近疲れた」「仕事行きたくない」そんな人は、ぜひ一度読んでみてください✅